# いちばんやさしいグロースハックの教本

# ざっくりまとめ

真に必要とされているサービスを作る。そして初回訪問時に良さをきっちり伝える。あとは勝手についてくる。

# グロースハックの定義

  • グロースハックとは
    • 製造とマーケティングを横断した成長促進の手法。
      • 「製品自体に成長の仕組みを組み込む」、「データで判断する」という特徴を持つ
  • 心構え
    • ユーザ数が少ないうちは最適化(A/B テストなど)しても無駄、先にコップを大きくする

# フレームワーク

ARRRA モデルという。*が最も重要。

  • Activation *
    • PSF (Product Solution Fit)
      • コンセプト動画、MVP、ジャベリンボードで検証、ピボットしていく
    • User onboarding *
      • ウォークスルー、チュートリアル等で再訪率を改善していく
      • ユーザに目の前で使ってもらうなどの定性的な調査、データを見る定量的な調査
  • Retention
    • 平均購買単価 x 購買頻度 x 購買継続期間(Retention) = LTV
    • コホート分析、リテンションカーブで分析する
    • 習慣化させることが重要
      • トリガー --- 通知、広告、クチコミ、思い出し
      • アクション --- Behavior = Motivation x Ability x Trigger
        • Ability を高くする(行動するまでの心理的障壁を低くする)ことが重要
      • リワード --- いいねなど
      • インベストメント --- ユーザにアイテムをコレクションさせる、など
  • Referral
    • あまり重要でない
    • 自然拡散、人口拡散、パラサイト型拡散、クチコミ
    • バイラル係数 = ユーザあたりの招待アクション回数 x 登録コンバージョン率 --- 0.5 もあれば上出来
  • Revenue
    • 広告モデル、コマースモデル、手数料モデル、課金モデル
  • Acquisition
    • 最後にやらないと金ばかりかかって意味がない
    • 既にユーザがいる場所を狙う
    • 評価基準は残存ユーザ数

# 情報整理の Tips

  • 並べ替え(一次元)
  • マトリクス(二次元)
  • 投票

# グロースサイクル

  • KGI (Key Goal Indicator) 最終目標達成指標
    • ステージによって指標は自動的に決定する。
    • PSF、再訪率、継続率、バイラル係数、ARPU、登録数のいずれか
  • KPI (Key Performance Indicator) 重要業績評価指標

# 分析

  • ファネル分析
    • KGI が悪化している、ネックとなっている課程を見つける
  • データによる定量的なパターン分析
    • 使ってくれた・くれなかったユーザのデータをそれぞれ分析するなど
  • ユーザーインタビューによる定性的なパターン分析
    • 使ってくれた・くれなかったユーザにそれぞれインタビューするなど

発見は改善インパクト x 発生頻度でマトリクスに落としておくと良い。

# KPI

分析により判明した改善箇所のうち、インパクトが大きく工数が小さいものを KPI にする。 良い KPI は以下の条件を備える。

  • 施策につなげやすい
  • シンプルで理解しやすい
  • 期間ごとの比較ができる